純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。
かれこれ5年くらい前になるでしょうか、地元の中学校の生徒さんが
職場体験でうちに来たことがあります。
大工さんや林業の仕事に興味を持つ子は居ても、製材の仕事に興味を持つ子は
めったに居ないので驚いたものです。
もちろん喜んで受け入れましたが、そこで頭を悩ませたのが何を体験してもらうか。
ただ単に製材所の仕事をするだけでは面白くないので、丸太を買う所から初めて、
それがどのように製品になり、工務店さんでどのように使われて家が建って行くかを
見てもらう事にしました。
たった1日という短い時間でしたのでなかなかのハードスケジュールでしたが
面白い経験が出来たのではないかと勝手に思っております。
まずは木材市場に行って丸太を見てもらい(本当は市を見て欲しかったのですが
日程の都合上無理でした)、所長さんに色々とお話をして頂きました。
そして工場に帰って丸太がどのように製品になっていくのか。
皮を剥いて、帯鋸製材車で製材してという作業を見て、危険でない作業を
体験してもらいました。
最後に工務店さんが建築中の建物を見せてもらって先ほど製材したものが
どこにどのように使われているのか見てもらいました。
こんな事を思い出したのは、今日製品を買いに来られた工務店さんから
来月中学生が職場体験に来るので協力して欲しいと依頼されたからです。
あの中学生の子もそろそろ成人。どうしてるでしょうかね?
それでは今日も一日よろしくお願いします。