こんにちは、島根県邑南町の石見林業です。
純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。
【第6話】栗(クリ):家族を守る、縁の下の力持ち
邑南町の積み木セットの中で、はっきりとした力強い木目(もくめ)が見えるピースがあったら、それが栗(クリ)の木です。

秋には美味しい実を実らせて私たちを楽しませてくれる栗ですが、その「木」としての性質は、驚くほどタフでたくましいんです。
1. 線路も家も支える、驚きの「タフさ」
栗の木の一番の自慢は、水に強くて「腐りにくい」こと。 その強さは昔から信頼されていて、重い列車が走る線路の「枕木」や、家の土台など、絶対に腐ってはいけない大切な場所に使われてきました。
第5話に登場したナラが、中身の「ギュッと詰まった硬さ」でみんなを支える王様なら、このクリは「どんな環境でも腐らない粘り強さ」で家族を守ってくれる守護神です。
目立つ場所ではないけれど、いちばん大変なところでみんなの暮らしをじっと支え続ける。そんな「誠実な強さ」を秘めた木なんです。
2. 栗(クリ)って、どんな積み木?
力強い木目と、どこか懐かしい温もりが魅力です。
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【色】をみる: 少し黄色みがかった、あたたかい茶色。時間が経つにつれて、より深く落ち着いた、渋みのある色へと変わっていきます。
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【性格】をみる: 腐りにくく、昔は線路の枕木や家の土台に使われた「縁の下の力持ち」。何十年、何百年と形を保ち続ける粘り強さがあります。ナラが「硬い意志」なら、クリは「折れない粘り強さ」です。湿気や泥にまみれても、決して腐らず、土台として家族を支え続けます。
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【肌】にふれる: 木目がはっきりしていて、触るとわずかに凹凸(おうとつ)を感じることも。生命のたくましさを指先から感じられる木です。
3. お子さんと一緒に「土台の力」遊び
第4話のナラと同じように、栗もまた、重いものを支えるのが得意です。 「一番下でみんなを支えてくれる、強いお父さんみたいな木だね」と、一番下に栗を置いて、その上に他の積み木をたくさん積み上げてみてください。栗のどっしりとした安定感が、遊びを支えてくれます。
パパ・ママへのメッセージ
栗は、雨の日も風の日も、見えないところでみんなを支え続ける「守護神」のような木です。
「大切な人を足元から支えられる、優しい強さを持ってね」
力強い木目を持った栗の積み木を触りながら、今日はお子さんの「誰かを思いやる優し
い気持ち」を、ゆっくりと育んでみませんか?
物語の終わりに
これまで全6回にわたって、邑南町の山から届いた6つの木の物語をお届けしてきました。 香り、色、重さ、そして形。 お手元の積み木の中に、お気に入りの「ひと欠片」は見つかりましたか?
最後は、この積み木たちがこれからお子さんと共に歩んでいく未来について、少しだけお話しさせてください。
▶︎ 次回:【エピローグ】手のひらの上の「小さな森」とともに
それでは今日も1日よろしくお願いします。