純国産ヒノキの天然乾燥製材所/島根県邑南町の石見林業有限会社

島根県邑南町にある純国産ヒノキの天然乾燥を専門にする製材所です/TEL:0855-97-0111

6月です。

こんにちは、島根県邑南町の石見林業です。

純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。

 

遂に5月は2回しか更新しませんでしたね。そうです書くネタがないのです。

さて昨日はプレカット材を運んで出雲へ行ってきました。高速(無料区間)がつながって速くなりましたね。

そして本日は浜田市、益田市へ配達&丸太を引取に行って参ります。益田も三月末に高速(無料区間)がつながったので時間短縮できそうです。

しかし本日はあいにくの雨。台風が近づいているようで酷くならなければよいですが・・・。

さて、2025年の建築基準法改正による確認申請の煩雑化が少し落ち着いたと思ったら、今度は石油由来の製品不足と資材高騰。中々スムーズに家が建ってくれませんね。

建築資材の高騰が続く今こそ、国産材や土壁、瓦といった日本の伝統技術を見直すべきだと思うのですが。
これらは輸送エネルギーが少なく、自然素材ならではの耐久性や調湿性があり、結果的に家も人も長く健康でいられます。
石油製品に頼らない家づくり・・・これからの時代にこそ必要な選択肢ではないでしょうか。

少しずつでも、こうした価値観が広がっていけば嬉しいですね。

 

最後は皆さんお待ちかね、恒例のアメリカンジョークで締めたいと思います。

An American architect once said:
"The secret to building the perfect traditional house?
Plant strong trees, and finish building before your wife says, 'Actually, let's move it over there!'"

 

 

それでは今日も1日よろしくお願いします。

久々の工場見学

こんにちは、島根県邑南町の石見林業です。

純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。

 

前回更新してからまた随分と時間が経ってしまいましたね。

 

さて先日、とても嬉しいお客さまが工場に来てくださいました。

島根県立浜田ろう学校の生徒さん(1名)と、引率の先生(2名)の計3名のみなさまです。

今回は当社の製品を購入するために、わざわざ足を運んでくださいました。

ですが、せっかくの貴重な機会ですので製品の購入だけでなく、工場見学もしていただきました。

実は今回の工場見学、生徒さんはもちろんですが、それ以上に引率の先生方のほうが大興奮という、とても微笑ましく賑やかな時間になりました。

特に先生方の目が輝いたのは、大型機械の動く姿です。 ダイナミックに製材する「帯鋸送材車」の前に来ると、その鋸(のこ)の圧倒的な大きさに「おおーっ」とびっくり。

さらに、木材を一瞬で仕上げる「モルダー加工機」では驚きの連続でした。 ただ木を削るだけでなく、たった一度機械を通すだけで「四面全て」を同時に加工できること。そして、壁に張る「羽目板」や、木と木を噛み合わせる「相じゃくり」といった複雑な加工まで一台でこなしてしまうといった説明に感心しきりでした。

熱心に質問されたり、驚かれたりする先生方の姿を見て、ご案内した私も本当に嬉しく、誇らしい気持ちになりました。生徒さんも、先生方の熱い姿を微笑ましく見守ってくれていたのではないでしょうか。

浜田ろう学校のみなさま、今回はご来社いただき本当にありがとうございました。    お届けした製品が、みなさまのお役に立てば幸いです。

(尚、マイクロバスに製品を積み込むのは大変なので翌日配達させていただきました。)

またのお越しを、心よりお待ちしております。

 

 

それでは今日も1日よろしくお願いします。

良い天気です。

こんにちは、島根県邑南町の石見林業です。

純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。

 

GWも終わり本日よりお仕事です。

積み木の連載が終わって次の連載を考えていますが、今一つこれと言うものがなく更新せずにダラダラときました。

 

さて、本日は出雲まで製品を仕入れに行こうかと考えております。

眠くならないと良いですが・・・。

 

 

それでは今日も1日よろしくお願いします。

『邑南の山から、小さな手のひらへ。——6つの積み木が語る、森のものがたり』

こんにちは、島根県邑南町の石見林業です。

純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。

 

【エピローグ】手のひらの上の「小さな森」とともに

全6回の「木のものがたり」、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

サクラ、ヒノキ、ホオ、ミズキ、ナラ、クリ——個性のバラバラな6つの木たちが、お子さんの小さな手のひらの中で、ようやくひとつの「森」になりました。桜(サクラ)の華やかな笑顔から始まり、最後はどっしりと家族を支える栗(クリ)の木まで。

お子さんの小さな手のひらの中に収まる6つの積み木には、それぞれに邑南町の厳しい冬を乗り越え、太陽を浴びて育った、たくましい命の記憶が刻まれています。

積み木遊びは、未来を描くじかん

正直に言うと、1歳半のお子さんにとって、積み木はまだ「積む」ものじゃないかもしれません。 ガシャン!と崩すのが専門だったり、カチカチ音を鳴らす楽器だったり。時には、ちょっと味見をしてみたり(笑)。でも、それでいいんです。

『みんな違って、みんないい』

積み木遊びに、正解なんてありません。形も色も重さも違う木たちが、お子さんのデタラメな、でも自由な想像力で混ざり合っていく。 高く積んでもいいし、一列に並べてどこまでも続く道を作ってもいい。 その自由で予測できない遊びの広がりこそが、これから色とりどりの個性を花開かせていく、お子さんの豊かな未来そのものを映し出している気がしませんか?

そして、その横で見守っているあなたの時間も、同じくらい大切です。

育児は、毎日が「正解」のない積み木遊びのようなもの。 上手く積み上がる日もあれば、一瞬で崩れてしまう日もあります。 そんな時、ふと箱を開けて、あの森の香りに触れてみてください。 邑南町の厳しい冬を耐え、太陽をたっぷり浴びて育った木たちは、驚くほどしぶとくて、温かい。

邑南町の森が、いつもそばにいます

お子さんがいつかこの積み木を卒業する日が来ても、手のひらで感じた「木のぬくもり」や「森の匂い」は、郷土の記憶として、心の中に静かに息づき続けます。

邑南町の豊かな山々は、これからもずっと、あなたとお子さんの歩みを見守っています。   今日という日が、木の温もりに包まれた、穏やかで優しい時間になりますように。

 

終わり。

 

 

それでは今日も1日よろしくお願いします。

『邑南の山から、小さな手のひらへ。——6つの積み木が語る、森のものがたり』:第6話

こんにちは、島根県邑南町の石見林業です。

純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。

 

【第6話】栗(クリ):家族を守る、縁の下の力持ち

邑南町の積み木セットの中で、はっきりとした力強い木目(もくめ)が見えるピースがあったら、それが栗(クリ)の木です。

秋には美味しい実を実らせて私たちを楽しませてくれる栗ですが、その「木」としての性質は、驚くほどタフでたくましいんです。

1. 線路も家も支える、驚きの「タフさ」

栗の木の一番の自慢は、水に強くて「腐りにくい」こと。 その強さは昔から信頼されていて、重い列車が走る線路の「枕木」や、家の土台など、絶対に腐ってはいけない大切な場所に使われてきました。

第5話に登場したナラが、中身の「ギュッと詰まった硬さ」でみんなを支える王様なら、このクリは「どんな環境でも腐らない粘り強さ」で家族を守ってくれる守護神です。

目立つ場所ではないけれど、いちばん大変なところでみんなの暮らしをじっと支え続ける。そんな「誠実な強さ」を秘めた木なんです。

2. 栗(クリ)って、どんな積み木?

力強い木目と、どこか懐かしい温もりが魅力です。

  • 【色】をみる: 少し黄色みがかった、あたたかい茶色。時間が経つにつれて、より深く落ち着いた、渋みのある色へと変わっていきます。

  • 【性格】をみる: 腐りにくく、昔は線路の枕木や家の土台に使われた「縁の下の力持ち」。何十年、何百年と形を保ち続ける粘り強さがあります。ナラが「硬い意志」なら、クリは「折れない粘り強さ」です。湿気や泥にまみれても、決して腐らず、土台として家族を支え続けます。

  • 【肌】にふれる: 木目がはっきりしていて、触るとわずかに凹凸(おうとつ)を感じることも。生命のたくましさを指先から感じられる木です。

3. お子さんと一緒に「土台の力」遊び

第4話のナラと同じように、栗もまた、重いものを支えるのが得意です。 「一番下でみんなを支えてくれる、強いお父さんみたいな木だね」と、一番下に栗を置いて、その上に他の積み木をたくさん積み上げてみてください。栗のどっしりとした安定感が、遊びを支えてくれます。

 

パパ・ママへのメッセージ

栗は、雨の日も風の日も、見えないところでみんなを支え続ける「守護神」のような木です。

「大切な人を足元から支えられる、優しい強さを持ってね」

力強い木目を持った栗の積み木を触りながら、今日はお子さんの「誰かを思いやる優し

い気持ち」を、ゆっくりと育んでみませんか?


物語の終わりに

これまで全6回にわたって、邑南町の山から届いた6つの木の物語をお届けしてきました。 香り、色、重さ、そして形。 お手元の積み木の中に、お気に入りの「ひと欠片」は見つかりましたか?

最後は、この積み木たちがこれからお子さんと共に歩んでいく未来について、少しだけお話しさせてください。

▶︎ 次回:【エピローグ】手のひらの上の「小さな森」とともに

 

 

それでは今日も1日よろしくお願いします。

『邑南の山から、小さな手のひらへ。——6つの積み木が語る、森のものがたり』:第5話

こんにちは、島根県邑南町の石見林業です。

純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。

 

【第5話】楢(ナラ):どっしり構える、森の力持ち

邑南町の積み木セットを手に取ったとき、他の木よりも「おっ、ちょっと重たいな」と感じるピースがあったら、それが楢(ナラ)の木です。

森の中でどっしりと根を張り、たくさんの「どんぐり」を実らせるナラは、まさに森の豊かさを支える力持ちです。

1. 虎の模様を持つ、本物の「強さ」

ナラの木をじっくり見てみると、時々、虎の毛並みのような不思議な銀色の模様が見えることがあります。これは「虎斑(とらふ)」と呼ばれ、ナラが厳しい自然の中で栄養を蓄えて育った証、本物の木の証拠です。

その体は非常に重厚で硬く、傷がつきにくいのが特徴。古くからウイスキーを熟成させる樽や、一生モノの高級な家具に使われるほど、信じられないほどの忍耐強さを持っています。

2. 楢(ナラ)って、どんな積み木?

手にした時に感じる「重み」こそが、ナラの最大の個性です。

  • 【重さ】を感じる: 6つの積み木の中で、最もずっしりとした手応えがあります。6種類の中で1番小さいけど1番重たいのです。この重みは、木の中身がギュッと詰まっている証拠。お子さんの小さな手でも「本物の木の重さ」をしっかりと感じることができます。

  • 【肌】にふれる: 重厚で非常に硬く、少々のことでは傷がつきません。そのタフさは、やんちゃに遊んでも受け止めてくれる安心感があります。もし小さな傷がついたとしても、それは一生懸命遊んだ「記憶」のしるし。傷ではなく、家族だけの『味』として刻まれていくのも、本物の木ならではの楽しみです。

  • 【音】をきく: 叩き合わせると「カンッ」と高くて力強い音が響きます。中身が詰まっているからこその、元気な音です。

3. お子さんと一緒に「ピタッと安定」重し遊び

このずっしりと重たいナラの積み木は、遊びの中で「重し」や「バランスの要」として大活躍します。
高く積み上げてグラグラしてきたところに、このナラをそっと置いてみてください。「おっ、ピタッと止まったね!」と、重さが生む不思議な安定感をお子さんと一緒に発見するのも楽しいですよ。ナラの持つ圧倒的な存在感が、自由な発想で広がる遊びをしっかり繋ぎ止めてくれます。


パパ・ママへのメッセージ

ナラは、雨風に吹かれても、たくさんの動物たちに食べ物を与えながら、何十年もどっしりと立ち続ける木です。 その揺るぎない姿は、まさに努力を積み重ねてきた証。

「少々のことではへこたれない、強い芯を持った大人になってね」

ずっしりと頼もしいナラの積み木を触りながら、今日はお子さんの「できた!」という力強い一歩を、一緒に見守ってみませんか?


次回予告: 最後を飾るのは、みんなの足元を支える「守護神」。 美味しい実と、驚くほどのタフさを持つ、縁の下の力持ちのお話です。

 

 

それでは今日も1日よろしくお願いします。

『邑南の山から、小さな手のひらへ。——6つの積み木が語る、森のものがたり』:第4話

こんにちは、島根県邑南町の石見林業です。

純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。

 

【第4話】水木(ミズキ):雪のように白い、好奇心の木

雪の日の朝のような、ハッとするほど「真っ白」な肌。
すべすべとしていて、光を反射するような明るさを持っているのが、水木(ミズキ)の木です。

春先に枝を切ると、お水がポタポタと滴り落ちるほど、大地からたくさんの水分を吸い上げることから「水木」と名付けられました。

1. 「真っ白な心」の象徴

ミズキの最大の特徴は、この美しい「白さ」です。 不純物がない、どこまでも透き通るような白。その清らかさから、古くから東北の伝統工芸品「こけし」の顔に使われたり、お正月の「餅花(もちばな)」を飾るための木として大切にされてきました。

新しいことをどんどん吸収し、どんな色にも染まれるそんな「可能性」に満ちあふれた、ピュアな生命力を秘めた木なんです。

2. 水木(ミズキ)って、どんな積み木?

驚くほどの「白さ」と、しっとりした質感が魅力です。

  • 【色】をみる: 6つの積み木の中で、最も白く、清潔感があります。サクラやヒノキが色濃く育つのに対し、ミズキは「いつまでも真っ白」であろうとする木です。他の木の色(桧のピンクや、朴の緑)を一番引き立ててくれます。

  • 【肌】にふれる: きめが細かく、吸い付くようなすべすべとした手触り。ずっと触っていたくなるような、優しい質感です。

  • 【性格】をたのしむ: 真っ白で素直なミズキは、お子さんの好奇心をそのまま映し出してくれる存在。どんな遊びにも「いいよ」と寄り添ってくれるような、軽やかさがあります。

3. お子さんと一緒に「色の対比」遊び

ミズキの白さを、他の木と並べて比べてみてください。 「ヒノキがもっとピンクに見えるね」「ナラはかっこいい色だね」と、ミズキの白さが、他の木の個性をよりキラキラと輝かせてくれます。


パパ・ママへのメッセージ

ぐんぐんと水を吸い上げて成長するミズキのように、子どもの心は今、世界中の楽しいことを吸収しようとしています。

「新しいことをどんどん吸収する、真っ白な好奇心を忘れないで」

驚くほど白く、ピュアなミズキの積み木を触りながら、今日はお子さんの「不思議だな」「やってみたい!」という真っ白な心に寄り添ってみませんか?


次回予告:次回は、6つの中で一番の「力持ち」が登場。
どんぐりの実を実らせる、ずっしりと重くてたくましい、森の努力家のお話です。

 

それでは今日も1日よろしくお願いします。

『邑南の山から、小さな手のひらへ。——6つの積み木が語る、森のものがたり』:第3話

こんにちは、島根県邑南町の石見林業です。

純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。

 

【第3話】朴(ホオ):森の影を映した、不思議な緑色

積み木セットの中で、ひときわ目を引く「灰緑色(かいりょくしょく)」をした細長いピース。それが、朴(ホオ)の木です。

他の木にはないこの独特の色合いは、まるで深い森の影をそのまま閉じ込めたかのようです。

1. 森の「雨宿り」の場所

この不思議な色を持つ朴の木は、森の中でもひときわ大きな葉っぱを広げます。大人の顔がすっぽり隠れるほど大きなその葉は、香りが良く殺菌作用もあるため、昔からおにぎりを包んだり料理に使われたりしてきました。

動けない木でありながら、その大きな葉で雨や日差しを遮り、他の生き物たちに雨宿りの場所を貸してあげるような、懐の深い木なんです。

2. 朴(ホオ)って、どんな積み木?

その落ち着いた「色」の奥には、驚くほどの「素直さ」が隠されています。

  • 【色】をみる: 積み木の中で最も個性的で、しっとりとした灰緑色が特徴です。派手さはありませんが、ずっと見ていても飽きない、深い安心感を与えてくれます。

  • 【性格】にふれる: 刃物通りがよく、彫刻や刀の鞘(さや)に使われるほど「素直」で加工しやすい木。絹のようなしっとりとした手触りは、ずっと握っていたくなるような優しさがあります。

  • 【積み木の特徴】をたのしむ: 細長い長方形の形は、積み木遊びの中では「道」になったり「橋」になったり、自由な発想を支える名脇役になります。

3. お子さんと一緒に「色のパレット」遊び

明るい白のヒノキや、赤みのあるサクラの隣に、この朴の緑を並べてみてください。 隣り合う色によって、朴の緑がより深く見えたり、逆に明るく見えたりします。 「この積み木、なんだか森の色みたいだね」と、色の不思議をお子さんとお喋りしてみるのも楽しいですよ。


パパ・ママへのメッセージ

どんな刃物も優しく受け入れ、大切なものを包み込む形へと変わっていく朴の木。 唯一無二の「色」を持ちながら、どんな形にもなれる素直さは、形に縛られない自由な心そのものです。

「どんな形にもなれる、自由な発想を大切にしてね」

豊かな包容力を持った朴の積み木を触りながら、今日はお子さんの真っ白な想像力に耳を傾けてみませんか?


次回予告:「深い緑の次は、まるで山に積もる雪のように白く、みずみずしい『好奇心』をくすぐるあの木に会いに行きましょう。」

 

それでは今日も1日よろしくお願いします。

 

『邑南の山から、小さな手のひらへ。——6つの積み木が語る、森のものがたり』:第2話

こんにちは、島根県邑南町の石見林業です。

純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。

 

【第2話】桧(ヒノキ):森の深呼吸、はじまりの香り

邑南町の山々から届いた、小さなおくりもの。 箱のふたをそっと開けたとき、ふわっと鼻をくすぐる清々しい香りを感じたことはありませんか?

それは、6つの積み木の中でも一番の「いい匂い持ち」、桧(ヒノキ)からのご挨拶です。

1. 「火の木」と呼ばれる、太陽のエネルギー

ヒノキという名前の由来には諸説ありますが、昔はこの木をこすり合わせて火を熾(おこ)したことから「火の木」と呼ばれたという説があります。

また、最高級の建材として神社仏閣に使われることから「日の木(太陽のように尊い木)」とも。邑南町の厳しい冬をじっと耐え、太陽の光を浴びて育ったヒノキは、驚くほど強くて優しいエネルギーを秘めています。

2. 桧(ヒノキ)って、どんな積み木?

積み木を手に取って、じっくり観察してみてください。

  • 【香り】をかぐ: まずは、深呼吸。6種類の中で最も香りが強く、リラックス効果があります。お風呂のような、心がすーっと落ち着く香りがしませんか?

  • 【肌】にふれる: なでてみてください。香りがよく、肌触りもなめらか。水にも強くて丈夫なのが、桧の自慢です。

  • 【色】をみる: ほんのりと上品な、明るい白。赤ちゃんのほっぺのようにほんのりピンクがかっているものもありますよ。この色は、これから何年もかけて、ゆっくりと深みのある飴色に変わっていきます。

3. お子さんと一緒に「くんくん遊び」

積み木をいくつか並べて、目をつぶって香りをかいでみてください。 「一番いい匂いがするのはどれかな?」 お子さんがヒノキを当てられたら、それは森の探検家への第一歩です。


パパ・ママへのメッセージ

ヒノキは、1000年以上前に建てられた法隆寺が今も立っているように、年月が経つほどに強さが増す不思議な力を持っています。

誰にでも愛される爽やかな香りと、凛とした強さ。 「いつも爽やかで、みんなに安心感を与える存在になってね」 そんな願いを込めて、今日はヒノキの香りに包まれて、お子さんとゆったりとした時間を過ごしてみませんか?


次回予告: 次にお話しするのは、少し不思議な「緑色」をしたあの木。 森の中で、大きな葉っぱを広げてみんなを守っている、優しい「雨宿り」の場所のお話です。

 

 

それでは今日も1日よろしくお願いします。

『邑南の山から、小さな手のひらへ。——6つの積み木が語る、森のものがたり』:第1話

こんにちは、島根県邑南町の石見林業です。

純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。

 

【第1話】桜(サクラ):邑南町の人気者、笑顔をはこぶ アイドル

箱を開けた瞬間真っ先に目に飛び込んでくる、積み木セットの中でもひときわ存在感を放つ深みのある色合いをしたピース……それは、邑南町のアイドル『オオサンショウウオ』をモチーフにした桜(サクラ)の木です。

実はサクラは、邑南町の『町の花』でもあります。一番存在感のあるこのピースにサクラが選ばれたのは、『町全体でお子さんの成長を見守っているよ』という証です。

そんな主役の顔を、よく見てみてください。小さな小さな「目」の穴が開いていませんか? 箱の中から「見つけた!」とつぶらな瞳でこちらを見つめているような、そんな愛嬌たっぷりの積み木です。

1. 厳しい冬を越えて、春を告げる強さ

サクラの木は、厳しい冬の寒さにじっと耐え、春になると一気に美しい花を咲かせます。 その姿は、邑南町の豊かな自然の中で育まれた強さと、人々を元気づける優しさの象徴でもあります。

花が散ったあとの幹も、実はとても緻密(ちみつ)で丈夫。磨けば磨くほど美しい光沢が出るため、古くから大切な道具の材料として愛されてきました。

2. 桜(サクラ)って、どんな積み木?

見た目の華やかさと、使うほどに増していく「艶(つや)」が魅力です。

  • 【色】をみる: 濃い茶・温かみのある赤茶色で、深みのある飴色へと育っていきます。

  • 【肌】にふれる: 緻密(ちみつ)で肌目が美しく、すべすべとした手触り。触れば触るほどまるで磨き上げた宝石のようにしっとりとした「艶(つや)」が生まれるのがサクラの魔法です。まさに「育てる楽しみ」がある木なんです。

  • 【性格】をたのしむ: そこにあるだけでパッと目を引く、みんなを笑顔にするアイドルのような存在。平べったいオオサンショウウオの顔は、愛嬌抜群です。

3. お子さんと一緒に「こんにちは」遊び

この小さな目の穴をのぞいてみたり、オオサンショウウオになりきって「こんにちは!」と挨拶をしたり。 サクラの木が持つ温かい色合いと、邑南町の生き物の顔が、お子さんのごっこ遊びをより楽しく彩ってくれます。


パパ・ママへのメッセージ

厳しい冬を乗り越えて、最高に美しい花を咲かせるサクラ。 その芯の強さと、周りをパッと明るくする華やかさをこの積み木は持っています。

「そこにいるだけで周りを明るくする、愛される人になってね」

使うほどに輝きを増していくサクラの積み木を触りながら、今日はお子さんのキラキラした笑顔をたくさん見つけてみませんか?


次回予告:サクラの華やかな笑顔の次は、箱を開けた瞬間に心まで届く、あの清々しい『香り』の主をご紹介しましょう。

 

 

それでは今日も1日よろしくお願いします。