純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。
早いもので3月です。
少しづつ暖かくなってきましたね。
さて1月の終わりにコロナの濃厚接触者となりました。
検査の結果は陰性でしたので何とも無かったのですが、自宅待機となりまして
色々とご迷惑をお掛けしておりました。
さて、杉の横架材を納めさせていただいたのですが、急な追加があってどうしても
在庫から用意できなかった材料を他所から仕入れて納めさせて頂きました。
見える所に使う為、干割れがない物をご希望でしたのでKD材、それも高温乾燥機で乾燥
させた物を納めました。
翌日そこの工務店の方から
「色が今までの物と全然違うが、何か防腐剤のような物が注入されているのか?」と
お問合せを頂きました。
写真を見て頂くと一目瞭然ですが全く色が違います。
左が人工乾燥材、右が天然乾燥材です。
人工乾燥材は赤身も白太も茶色くなっているのがおわかりでしょうか。
まさに焦げたようなそんな感じの色をしています。
一方天然乾燥材の方は鮮やかな?とはいきませんが赤身がしっかりと目立ってますね。
残念ながら近くの木材市場に出荷される杉は、赤身が黒いものが多く(カラスと呼んでます)あまりきれいではないんです。
それでもこうして人工乾燥材と並べて見比べると断然きれいですね。
これがもし吉野杉だったりしたら同じ樹種とは到底思えないほど違いがあると
思いますよ。
今日は天然乾燥材と人工乾燥材の違いを少しだけ。
皆さん家を建てるならどちらの材料を使いたいですか?
それでは今日も一日よろしくお願いします。