純国産ヒノキを専門に天然乾燥で製材しています。
ヒノキは古代に火おこしに使われたことから『火の木』と呼ばれる
ようになったという説があります。
以前新築の材料として、構造材すべてをヒノキで納めさせて
もらった事があります。
土台、柱はもちろんのこと、桁(けた)・梁(はり)・母屋(もや)から
束(つか)にいたるまで全てヒノキです。
その時に、施主のお父さんが総ヒノキの家にする時は
何か他の木を混ぜた方が良いよと教えて下さいました。
なぜなら『火の木』なので火事になるという事で
縁起が良くないというです。
では何を使えば良いか・・・
そうです、ミズキです。『水の木』です。
火には水です。
ミズキと言ってもあまりなじみがないかもしれませんが
ハナミズキと言えばご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
慌ててミズキを仕入れて小屋束として組み込んでいただきました。
色々な言い伝えがあるもんです。
それでは今日も一日よろしくお願いします。